チラ裏エディター

reylF ユーザーマニュアル

version 152

reylF は、長編Web小説を書くためのテキストエディターアプリです。Android 版と Windows 版、ブラウザで使う Web 版があります(Windows 版の違いは 14. Windows 版、Web 版の違いは 15. Web 版)。主な機能は、折りたたみ端末やタブレットでのデュアルペイン表示、タグ(しおり)管理、縦書き組版とPDF出力、AIアシスト、Git同期です。

このマニュアルは、reylF のドキュメントとして開けるMarkdownファイルです。設定画面の「マニュアルを開く」から開きます(ドキュメント一覧には表示されません)。マニュアルの一部をAIチャットの参照テキストとして渡し、使い方を質問することもできます。


目次

  1. 基本概念
  2. ホーム画面(Start)
  3. ドキュメント一覧画面
  4. グループ一覧画面
  5. エディター画面
  6. デュアルペイン(2画面表示)
  7. テキストプレビュー / Markdownプレビュー
  8. タグ機能(ドロワーとタグ一覧)
  9. AIアシスタント画面
  10. Git同期と競合解決(マージ)
  11. 設定画面
  12. キーボードショートカット
  13. Markdown記法リファレンス
  14. Windows 版
  15. Web 版

1. 基本概念

ドキュメント

reylF で作成する文章の単位です。形式はプレーンテキスト(.txt)または Markdown(.md)で、エディター画面上部の拡張子表示をタップして切り替えられます。原稿は端末内に保存され、自動保存と手動保存のどちらにも対応しています。

グループ

ドキュメントを階層構造で整理するフォルダーです。グループの中にサブグループを作れ、各ドキュメントはいずれか1つのグループに入ります。

タグ(しおり)

ドキュメントの特定の行に付ける色付きのマーカーです。シーン・登場人物・伏線・推敲予定箇所などの目印に使えます。名前と色を設定でき、同じタグを複数のドキュメントの複数の行に付けられます。本文の編集で行が増減しても、タグは元の行の内容に合わせて位置を自動追従します。

デュアルペイン

画面を2つの「ペイン」に分け、それぞれに別のドキュメント(または同じドキュメントの別の箇所・プレビュー)を開けます。折りたたみ端末やタブレットの大画面を活かし、設定資料やプロットを見ながら本文を書けます。分割の方向は左右(既定)と上下から選べます。

Git同期

ドキュメントとタグをGitHubリポジトリと同期します。複数の端末でのデータ共有、変更履歴の管理、バックアップに使えます(使うには設定が必要です。→ 11.8 Git / GitHub設定)。


2. ホーム画面(Start)

アプリを起動すると最初に表示される画面です。

Git同期(Pull / Push)

GitHubとの接続を設定すると、上部バーに同期用の雲アイコンが表示されます。

インポートで取り込めるもの

ファイルを選ぶと、中身から種類を自動判別して取り込みます。事前に形式を指定する必要はありません。

選んだファイル 取り込み方
テキスト(.txt / .md) 新しいドキュメントとして取り込み、エディターで開きます。
「全ドキュメントをエクスポート」で作った ZIP 含まれる原稿をそれぞれ新しいドキュメントとして取り込みます。既存のドキュメントは変更されず、完了後に件数を通知します。
「タグ付きエクスポート」で作ったバックアップ 復元の確認画面を表示したうえで、原稿・タグ・グループを復元します。端末内に同名の原稿がある場合は、バックアップの内容で上書きされます。
組版プリセットの ZIP 件数と、同一IDのプリセットの扱い(上書きまたはスキップ)を確認してから取り込みます(→ プリセットの持ち出しと取り込み)。

ほかのアプリから取り込む

ほかのアプリの「共有」や「アプリで開く」(Windows 版ではエクスプローラーの「プログラムから開く」)で reylF を選ぶと、テキストやファイル(.txt / .md など)を新しいドキュメントとして複製・取り込み、エディターで開きます(元のファイルは変更されません)。

最近のドキュメント

画面下部に、直近に編集したドキュメントを最大5件、カードで表示します。 カードにはドキュメント名・最終更新日時・本文冒頭のプレビュー・文字数・操作時間が表示されます。カードをタップするとエディターが開きます。


3. ドキュメント一覧画面

端末内に保存されているすべてのドキュメントを、グループの階層を使わずに一覧表示する画面です。

上部の並び替えアイコンから、「更新日時(新しい順/古い順)」「名前(昇順/降順)」「作成日時(新しい順/古い順)」で一覧を並び替えられます。

検索

一覧の上部の検索バーでドキュメントを検索できます。

ドキュメントカード

カードをタップするとエディター画面が開きます。競合が起きているドキュメントでは競合解決画面、読み取り専用のドキュメントではプレビュー画面が開きます。


4. グループ一覧画面

フォルダーの階層でドキュメントを分類・整理する画面です。ホーム画面の「グループ一覧」から開きます。

グループの操作とGit同期時の注意点

リポジトリ連携時のファイル表示

Git同期を設定すると、リポジトリ内のファイルとフォルダーがグループ一覧にそのまま表示されます。PCなどで作った外部のファイルも端末で確認できます。

階層内検索

一覧上部の検索欄から、現在開いている階層の配下にあるドキュメントをまとめて検索できます。


5. エディター画面

テキストを入力・編集する画面です。

上部バー

中央(タイトル領域)

右側

オーバーフローメニュー(⋮)

項目 操作内容
全文コピー 本文全体をクリップボードにコピーします。
投稿サイト この原稿で使う記法と投稿先を選びます(→ 11.6 投稿サイト)。「標準に従う」と、登録済みの投稿サイトが一覧で表示されます。テキストモードでは、選んだ後に本文中の記法を一括で変換するかを確認します(読み取り専用のときは表示されません)。
投稿サイトを開く 本文をクリップボードにコピーしてから、設定した投稿先のURLをブラウザで開きます(URLを設定したときに表示されます)。
作業机を開く 本文をクリップボードにコピーしてから、外部の文章チェックサービス「文章の道具箱」の作業机をブラウザで開きます。作業机に貼り付けると、表記ゆれや長い文などを確認できます。本文は自動では送られません。
エクスポート 本文をテキストファイルとして他アプリへ共有します。
タグ一覧 タグドロワーを開きます。
テキスト / マークダウンプレビュー 現在のモードに応じたプレビュー画面を開きます。開いた時点で原稿を保存します。
組版・PDF出力 文庫〜A4判の縦書き・横書きの組版プレビューと、PDF・画像の出力画面を開きます(→ 7章)。
整形 一字下げや記号・句読点の統一など、選んだルールを本文全体または選択した行に適用します(テキストモードのとき。→ 整形)。
文章チェック 長い一文や文末の重複などを検出し、校正を支援します(テキストモードのとき。→ 5.4 文章チェックパネル)。読み取り専用のときも実行できます。
変更履歴 過去の保存(復元ポイント)の一覧から、その時点の本文をプレビュー・復元します。
読み取り専用に戻す 編集できるようにしていた同期リポジトリの原稿を読み取り専用に戻し、プレビューを開きます(未送信の変更があるときは、先に同期を済ませてください)。
設定 設定画面を開きます。

※「読み取り専用に戻す」「設定」「ドキュメントを削除」は、常にメニューの一番下に表示されます。

変更履歴の利用について

整形

メニュー(⋮)の「整形」を選ぶと、表記の揺れや体裁を一括で整えられます(テキストモードで使えます)。

グループ 項目 内容
字下げと空き 一字下げ 地の文の行頭に全角スペースを挿入します。対象外は、空行、すでに字下げされている行、台詞の行(「」『』()で囲まれた行)です。下げない行は「編集」から追加できます(下記)。
字下げと空き !?の後を空ける 感嘆符・疑問符の直後に全角スペースを1つ挿入します。「!?」のように続くときは、最後の記号の後にだけ挿入します。行末、閉じ括弧の前、句読点や三点リーダの前、すでに空白があるところには挿入しません(半角の !? は、組版の縦中横を保つため対象外です)。
記号 ・・・を…に 3つ続く中黒(・・・)を三点リーダ(…)に変換します。単独の中黒は変換しません。
記号 …を偶数個に 日本語組版の慣例に合わせ、奇数個並んだ三点リーダ(…)に1つ足して偶数個(2つで1組)に揃えます。
記号 ——を──に 2つ以上続くダッシュを罫線の文字に置き換え、ダッシュの間の隙間をなくします(初期状態はオフ)。
記号 閉じ括弧の前の句読点を削る 「そうだ。」→「そうだ」のように、閉じ括弧の直前の句読点を削除します。
記号 重なった句読点を1つに 「そうだ。。」→「そうだ。」のように、重なった句読点を1つにします。
文字幅 括弧を全角に 半角の ( ) [ ] { } を全角に変換します。
文字幅 !?(なし / 全角 / 半角) 感嘆符・疑問符を全角か半角に統一します。組版の縦中横の設定に合わせて選んでください。
文字幅 英数字(なし / 全角 / 半角) 英数字(0-9, A-Z, a-z)を全角か半角に統一します。縦書きの組版では、全角は正立し、半角は横倒しで配置されます。
字下げと空き 会話文の前後の空行(なし / 入れる / 削る) 「入れる」は、地の文と台詞の行が続くところに空行を1つ入れます(横書きで読ませるWeb小説向け)。「削る」は、地の文と台詞の行の間にある空行1つを削ります(縦書きの本向け)。空行が2つ以上続くところ(場面の区切り)と、地の文どうし・台詞どうしの間の空行はそのまま残ります。

※改ページ・章タイトル・見出しの行([newpage] / [newpage:…] / === / [chapter:…] / # …)と、行内のルビ・傍点の記法(|漢字《かんじ》 / 《《傍点》》 など)の内側は、整形の対象外です。

一字下げしない行を追加する

整形の「一字下げ」の下の「編集」(または設定の「整形」の「編集」)から、字下げ対象外の行パターンを追加・編集・削除できます(「」『』()の行は初期状態で対象外です)。


行番号ガターとステータスバー


操作時間

原稿を開いて作業していた時間を計測し、ステータスバーと一覧のカードに表示します。


未保存変更ダイアログ

自動保存がオフのとき、未保存の変更を残したまま画面を離れようとすると、確認ダイアログが表示されます。

ボタン 操作内容
保存して閉じる 編集内容を保存して画面を閉じます。
保存せずに閉じる 本文を最後に保存した状態に戻して閉じます(Undo履歴も消去します)。

ダイアログの外をタップするか戻る操作をすると、エディター画面に戻って編集を続けられます。

※自動保存がオンのときは、確認ダイアログを表示せずに保存して画面を閉じます。


5.1 ツールバー(テキストモード)

エディター下部に並ぶ操作ボタンです。ボタンの表示・非表示と並び順は設定で変更できます(→ 11.2)。

ボタン 操作内容
虫眼鏡 検索パネルを開きます。
検索置換 置換パネルを開きます。
↩ / ↪ 元に戻す(Undo) / やり直し(Redo)。操作できないときはグレー表示になります。
ルビ ルビ挿入ダイアログを開きます。テキストを選択しているときは、その文字列が親文字になります。カーソルが既存のルビ記法の上にあるときは、そのルビを編集・削除できます。全角空白などの空白だけを親文字にして、何もないところにルビを振ることもできます。
B / I / 傍点 太字 / 斜体 / 傍点。選択しているときは選択した文字列を記法で囲み、選択していないときは入力ダイアログを開きます。太字・斜体の記法は投稿サイトの設定に従います。傍点の記法は個別に設定できます(→ 11.6 投稿サイト)。
虹 ゲーミング装飾。選択範囲を [[gaming:…]] で囲みます。テキストプレビューでは流れる虹色、組版・PDF出力では虹のグラデーションで描画されます(サポーターを購入すると使えます。→ 11.12 開発を支援)。
あ゛ / あ゜ 濁点 / 半濁点。テキストを選択しているときは、選択範囲のかなすべてに濁点・半濁点を付けます(すでに付いているときは外します)。初期状態では非表示です。
章 章タイトル挿入ダイアログを開きます。
改ページ カーソル位置に改ページの記法を挿入します。
配置付き改ページ 改ページ後のページで文字を寄せる位置と書字方向を選び、[newpage:左右:上下:書字方向] を挿入します。改ページの行で開くと、その行を書き換えます。初期状態では非表示です(→ 改ページの後を中央などに寄せる、改ページの後を別の書字方向で組む)。
中央揃え / 行末揃え カーソルのある行を [[mid:…]](中央)/ [[end:…]](行末。縦書きは下、横書きは右)で囲みます。もう一度押すと外れます。初期状態では非表示です(→ 1行を中央・行末にそろえる)。
挿絵 画像を選び、重ねる文字(空欄可)を聞いてから [[image:パス]] を独立した行として挿入します。組版では1ページに1枚を配置します。
文章チェック 文章チェックパネルを開きます(→ 5.4 文章チェックパネル)。初期状態ではメニュー(⋮)の中にあります。
目 テキストプレビューを開きます。
★(AI) AIアシスタントを開きます。テキストを選択しているときは、その範囲を参照テキストとして渡します(APIキーを設定すると表示されます)。
…(非表示のツール) ツールバーで非表示にしている機能の一覧を開きます。一覧から直接実行できます。

※自作のカスタム挿入ツール(→ 11.2)も、このツールバーに追加できます。


5.2 ツールバー(Markdownモード)

Markdownを編集するときのツールバーです。検索・置換・Undo/Redo・ルビ・プレビュー・AIのボタンと、見出し・リスト・太字・リンク・テーブル・画像などを挿入するボタンが並びます。

画像の挿入

画像ボタンをタップすると、挿入の方法を選べます。

ドキュメント移動時の画像パス自動調整

ドキュメントを別のフォルダーへ移動すると、本文中の画像への相対パスを移動後の位置に合わせて自動で書き換えます。隣の images/ フォルダー内の画像も一緒に移動先へ移します。


5.3 検索・置換パネル

要素 説明
検索入力欄 / 2/5 表示 検索する文字列を入力します。現在の一致位置と、一致した総件数を表示します。
↑ / ↓ 前後の一致箇所へ移動します。
× パネルを閉じます。
置換入力欄 / 置換 / 全置換 置換後の文字列を入力します。「置換」は現在の一致箇所だけを、「全置換」はすべての一致箇所を置換します。
正規表現スイッチ オンにすると、検索文字列を正規表現のパターンとして扱います。

正規表現検索・置換の仕様


5.4 文章チェックパネル

本文を解析し、読みにくい箇所や誤りの可能性がある箇所を指摘します。

要素 説明
3/12 件 表示 現在の指摘の番号と、指摘の総件数です。解析中は –/– 件 と表示されます。
↑ / ↓ 前後の指摘箇所へ移動します。本文がその位置までスクロールし、カーソルも移動します。
指摘内容 選択中の指摘の内容を表示します。
この指摘を無視する パネルを閉じるまで、その指摘を非表示にします。同じ文や同じ語に対する指摘もまとめて非表示になります。
辞書に追加 指摘された語をユーザー辞書に追加する画面を開きます(語や読みを直してから登録できます。→ 11.3 文章チェック)。
× パネルを閉じます。指摘マーカーも消えます。

指摘マーカーの表示仕様

AIでチェック

ルールによる検出では見つけにくい誤字・誤変換、脱字・衍字、助詞や活用の不自然さ、文のねじれ、固有名詞の不整合などを、AIが解析します。


6. デュアルペイン(2画面表示)

大画面の端末、タブレット、開いた状態の折りたたみ端末では、2画面表示(デュアルペイン)を使えます。

画面の配置と切り替え

操作と連動


7. テキストプレビュー / Markdownプレビュー

テキストプレビュー(.txt)

ルビ・傍点・章タイトル・改ページなど、小説用の特殊記法を整形して表示します。

上部バーの要素 操作内容
← 前の画面に戻ります。
追従スイッチ オンにすると、エディターのスクロールと検索ハイライトに合わせてプレビューが動きます。
鉛筆 エディター画面に切り替えます。

濁点・半濁点付きのかな表示

「あ゙」「な゙」「か゚」のように、通常の文字変換で入力しにくい濁点・半濁点付きのかなも扱えます。


Markdownプレビュー(.md)

見出し・表・リスト・引用・コードブロックなどを、標準的なMarkdownのスタイルで表示します。


組版プレビュー / PDF出力(文庫ページメーカー)

本文を文庫・新書・B6・四六・A5・菊・B5・A4判などの判型に合わせて縦書き(または横書き)で組版し、ページをめくる形式でプレビューできます。印刷入稿用のPDFと、全ページの画像(PNG / BMP)を書き出せます。

入口

開く場所 何が開くか
ドキュメント一覧・グループ一覧のカードの本アイコン その原稿1つを組んだプレビュー(エディターを開かずに組版できます。読み取り専用の原稿でも使えます)
エディターのメニュー(⋮)→「組版・PDF出力」 編集中の原稿を組んだプレビュー
グループ一覧でフォルダーを開いたときの上部バーの本アイコン、またはグループ行の本アイコン そのフォルダーの原稿をまとめて1冊に組む「シリーズ組版」(下記)

シリーズ組版(複数の作品をまとめて1冊に組む)

同じフォルダーに置いた複数の原稿を、順番を決めて1冊に組めます。全体を最初から1冊として組版するため、ノンブルと柱は通しで振られ、奥付は全体の末尾に1つだけ付きます。ルート直下の原稿や下の階層の原稿を入れるときは、同じフォルダーへまとめてください。

Markdown の原稿を組む

.md の原稿を横書きで組むと、表・箇条書き・番号付きの箇条書き・チェックボックス・引用・コードブロック・水平線・コラムを、Markdownプレビューに近いレイアウトで本として整形・出力します。

プレビューの操作

版面設定とプリセット管理

前付け・後付け(本扉・もくじ・扉ページ・奥付)

本扉・もくじ・扉ページ・奥付を付けるかどうかは、組版設定シートの「前付け・後付け」の節で選びます。スイッチをオンにするとプリセット(奥付ではひな形)のサムネイルが横に並び、タップして選べます(下の「…の設定へ」から一覧を開けます)。各プリセットやひな形の作成・詳細仕様は 11.5 組版設定 を参照してください。

挿絵

テキストモードでツールバーの「挿絵」から画像を選ぶと、本文に [[image:images/xxx.png]] の行が入ります。 組版では、その位置で改ページして、1ページに1枚の挿絵を置きます。対応形式はPNGとJPEGです。 Markdownモードでは、通常の画像ボタンを使います。

改ページの後を中央などに寄せる

章末の「引き」の一文などを、紙面の中央などに配置する記法です。[newpage] に左右と上下の位置を足して [newpage:左右:上下] と書きます。ツールバーの「配置付き改ページ」から選んで入れることもできます。

……扉の向こうには、誰もいなかった。
[newpage:center:center]
――そして、物語は終わらない。
[newpage]
書き方 意味
[newpage:center:center] 左右も上下も中央
[newpage:center] 左右だけ中央
[newpage::center] 上下だけ中央
[newpage:center:top] 左右は中央、上下は上

改ページの後を別の書字方向で組む

縦書きの本の中に横書きの手紙や画面の文字を入れるときなどに、改ページから次の改ページまでを別の書字方向で組めます。[newpage] の3つ目の欄に書字方向を指定します。ツールバーの「配置付き改ページ」ダイアログから選んで挿入することもできます。

……そこには、こう書かれていた。
[newpage:::horizontal]
拝啓 お元気ですか。
[newpage]
手紙を閉じて、私は顔を上げた。
書き方 意味
[newpage:::horizontal] 次の改ページまで横書き
[newpage:::vertical] 次の改ページまで縦書き(横書きの本で使います)
[newpage:center:center:horizontal] 横書きにして、左右も上下も中央

1行を中央・行末にそろえる

「了」や署名、手紙の日付などを、1行だけ行の中央や行末に寄せる記法です。章タイトルと同じく、記法だけを1行に書きます。

――そして、誰もいなくなった。
[[mid:了]]
[[end:著者]]
書き方 意味
[[mid:文言]] 行の中央にそろえる
[[end:文言]] 行末にそろえる(縦書きは下、横書きは右)

組版の追加フォント

組版の「文字の設定」では、しっぽり明朝、Zen Old Mincho、倫明朝、IPA明朝、IPAex明朝、IPAmj明朝も選べます。 書体は 源暎こぶり明朝・源暎ちくご明朝・BIZ UD明朝・BIZ UDゴシック・しっぽり明朝・Zen Old Mincho・倫明朝・IPA明朝・IPAex明朝・IPAmj明朝 の順に並びます。 ライセンスの全文は「設定 → フォントのライセンス」で確認できます。 Google Play からインストールした Android 版では、源暎こぶり明朝以外の書体をインストール直後に自動でダウンロードします。ダウンロード完了前に他の書体を選択した場合は、こぶり明朝で代替表示され、警告が表示されます。ダウンロード完了後に選択した書体が自動で適用されます。 ダウンロードの状況は「設定 → 表示 → 文字」の「追加の書体」で確認できます。止まっているときや失敗したときは「ダウンロード」を押すと取得し直します。Wi-Fi の接続を待っている場合は、「ダウンロード」から Google Play の確認画面を開くと、モバイル通信でダウンロードできます。

組版の詳細仕様

出力(PDF・画像)


8. タグ機能(ドロワーとタグ一覧)

原稿の特定の行にしおり(タグ)を付け、「伏線」「推敲」「名場面」などの目印からあとでその行へジャンプできます。

タグドロワー

エディター画面のタグアイコンをタップするか、画面の左端からスワイプすると表示されるサイドパネルです。

要素 操作内容
+ 現在のカーソル行にタグを付けるダイアログを開きます。
⬇(末尾へ) ドキュメントの末尾へジャンプします。
📌(ピン) タブレットなどの広い画面で、ドロワーを開いたまま画面に固定します。
タグ行 タップして展開すると、そのタグを付けた行の一覧が表示されます。行をタップすると、そのドキュメントのその行へジャンプします。
タグ行の長押し タグの編集ダイアログ(タグ名・色・デフォルト指定)を開きます。

※★マークが付いたタグはデフォルトタグです。エディターのガター(行番号)を1回タップすると付けられます。


タグ一覧画面

ホーム画面のタグアイコンから開く、タグを管理する全画面の一覧です。 「タグ → ドキュメント → 該当行」の階層で表示されます。


位置がわからなくなったタグ

外部ツールでのファイル編集や、Git同期時の差分のマージなどによって、タグを付けた行の位置を特定できなくなった場合、reylF はそのタグを「位置不明」のタグとして保持します。


9. AIアシスタント画面

選択したAI事業者のAPIを使って、執筆の相談や校正の支援を受けられる対話画面です。ホーム画面の「AIチャット」またはエディターのAIボタンから開きます。

対応する事業者は Gemini(Google)、OpenAI、Anthropic(Claude) の3つです。設定画面でいずれか1つを選んで使います(→ 11.9 AI設定)。

[!NOTE] APIキーの登録が必要です この機能を使うには、事前に設定画面で事業者を選び、ご自身のアカウントで発行したAPIキーを登録します。未設定のときは画面上部に案内バナーが表示されます。キーを保存すると、すぐにチャットを使えます。

チャットの開始とコンテキスト添付

画面構成と機能

ボタン 操作内容
コピー 返答のテキストをクリップボードにコピーします。
報告 不適切・有害な返答や誤った情報が出力されたときに、開発者へ報告データを送信します。

AI出力の報告機能

AIから不適切・攻撃的な内容や、明らかに誤った情報が返ってきた場合は、「報告」ボタンから開発者へ詳細な記録を送信できます。

  1. 該当するメッセージの下の「報告」をタップします。
  2. 報告の理由(「不適切・攻撃的な内容」/「事実と異なる」/「有害・危険」/「その他」)を選びます。
  3. 必要に応じて補足説明を入力し、「送信」をタップします。

※送信されるデータは、該当するメッセージ、その前の会話の記録、システム指示、参照テキスト、モデル情報、アプリとOSのバージョンです。ユーザー個人を特定する固有IDや広告IDは含まれません。送信が完了すると報告ID(例: R-7K2M-9XQ4)が発行され、アプリ内に自動で記録されます(→ 11.10 不具合の報告)。

チャット履歴ドロワー(☰)


10. Git同期と競合解決(マージ)

GitHubなどのGitリポジトリと接続して、複数の端末で原稿を共有したり、クラウドにバックアップしたりできます。

同期のタイミングと動作

タイミング 動作内容
アプリ起動時 / 前面復帰時 この端末の変更を内部に記録したあと、リモートの最新の変更を自動で取り込みます(Pull)。
アプリ終了時 / バックグラウンド移行時 この端末の変更を、端末内にコミットとして記録します(リモートへの送信は行いません)。
ホーム画面の雲ボタン(下向き) リモートの変更を手動で取り込みます(Pull)。
ホーム画面の雲ボタン(上向き) リモートへ変更を送信します(Push)。送信を拒否された場合は、自動で一度Pullしてから送り直します。
競合解決の「この内容で確定する」 解決した内容を記録し、すぐにリモートへ送信(Push)します。
「1日に1回Pushする」(任意設定) その日最初にアプリを開いたときに、未送信の変更を自動でPushします(「高度な設定」)。

[!IMPORTANT] Push(送信)の重要性 通常の設定では、リモートへ送信するのはホーム画面の雲ボタン(上向き)を押したときです。 別の端末へ作業を移す前に、雲ボタン(上向き)を押して、未送信の件数(バッジの数)を0にしてください。送信前のデータは、この端末の中にだけあります。

※「自動で取り込む」設定はオフにできます(→ 11.8 Git / GitHub設定)。

競合(コンフリクト)の解決

同じドキュメントが複数の環境で更新され、自動でマージできない場合は、競合の状態になります。競合したドキュメントは一覧で赤く表示され、タップすると競合解決画面が開きます。

画面要素 説明
参照ペイン 読み取り専用の表示です。Local(この端末の内容)/ Remote(リモートの内容)/ Both(両方の差分)をタブで切り替えて確認できます。差分のまとまりにある採用ボタンを押すと、その内容が編集ペインへ反映されます。
編集ペイン 通常のエディターです。参照ペインを確認しながら、最終的な本文を編集します。
「この内容で確定する」 編集ペインの内容で競合を解消し、すぐにリモートへ送信(Push)します。
「マージを中止」 取り込みをやめ、端末内の作業状態を競合が起きる直前の状態に戻します。リモートの変更は次の同期でもう一度取り込まれます。
←(戻る) 画面を閉じます。競合はそのまま残り、一覧や修復ダイアログからもう一度開けます。

※1画面のときは、上部の「編集に切替」「参照に切替」ボタンでペインを切り替えます。タグの情報やドキュメント名などの管理データは自動で解決されるため、手動で調整するのは本文のテキストだけです。

競合が複数のファイルにあるときは、1 つを確定すると次の競合が同じ画面で開きます。リモートへの送信(Push)は、すべての競合を確定したあとに 1 回だけ行われます。

原稿として登録していないファイル(リポジトリに同居する設定ファイルやメモなど)が競合した場合も、同じ画面で内容を確認して編集し、確定できます。このとき reylF の原稿は作られません。画像など文字として読めないファイルの競合は、この画面では直せない旨と「マージを中止」を表示します。「マージを中止」で取り込む前の状態に戻すか、ほかの Git クライアントで解決してください。

リポジトリのファイル構造

reylF は、GitHubリポジトリのルート直下に原稿ファイルを直接置きます。


11. 設定画面

設定はカテゴリごとの階層になっています。トップのカテゴリは次の3つのまとまりに分かれます。

まとまり カテゴリ
執筆 一般 / エディター / 文章チェック / 整形 / 組版設定 / 投稿サイト
データと連携 保存管理(アプリ内データ / Git・GitHub) / AI
アプリ 使い方ガイド / 不具合の報告 / reylFについて / 開発を支援 / ゲーミング

アプリのバージョンは「reylFについて」で確認できます。

11.1 一般

画面

設定項目 説明
テーマ システム設定に従う / ライト / ダーク から選びます。
画面モード 自動(端末の状態に従う)/ 1画面 / 2画面 から選びます。1画面か2画面を選ぶと、その表示に固定されます。
画面分割の方向 左右分割(既定)/ 上下分割 から選びます。
2画面時の元画面の表示位置 2画面に切り替わったとき、それまで開いていた画面を 左 / 右(上下分割では 上 / 下)のどちらに置くかを選びます。

キーボード

「キーボードショートカット」で、操作ごとのキーを変えられます(→ 12. キーボードショートカット)。


11.2 エディター設定

文字

設定項目 説明
フォント ゴシック / 明朝 / 等幅 と、組版で選べる書体(源暎こぶり明朝・源暎ちくご明朝・BIZ UD明朝・BIZ UDゴシック・しっぽり明朝・Zen Old Mincho・倫明朝・IPA明朝・IPAex明朝・IPAmj明朝)から選びます。書体は組版と同じ順に並びます。
フォントサイズ スライダーで 12〜20pt の範囲で設定します。
エディター行間 / プレビュー行間 エディターとプレビューのそれぞれで、行間の倍率を 1.1〜2.0倍 の範囲で設定します。

表示項目

設定項目 説明
空白文字の表示 全角スペースと半角スペースを、見分けられる記号で表示します。
文字数 エディター下部と一覧カードに、原稿の文字数を表示します。
カーソルの位置 エディター下部に、カーソルの位置(行:列)と総行数を表示します。
経過時間 エディター下部と一覧カードに、その原稿の累積作業時間を表示します。

※表示項目をすべてオフにすると、エディター下部のステータスバーごと非表示になります。

タグ操作(ガター)

エディター左端の行番号(ガター)のシングルタップ / ダブルタップ / 長押しに、それぞれ次の動作を割り当てられます。Windows版では長押しの項目名が「長押し・右クリック」になり、行番号を右クリックしたときも同じ動作をします。

検索の開始位置

検索パネルを開いたときに検索を始める位置を、「先頭から」「カーソルから」から選びます。

ツールバー

エディター下部のツールバーとメニュー(⋮)に並べるボタンを設定します。「テキストツールバー」「マークダウンツールバー」「その他のツールバー」をそれぞれ設定できます。

カスタム挿入ツール

よく使う記法や定型句を登録して、ツールバーから1タップで挿入するボタンを作れます。

入力項目 説明
名前 ツールバーの一覧と「非表示のツール」に表示する名前です。
プレフィックス 挿入する文字列の前半です。
サフィックス 挿入する文字列の後半です(空欄にできます)。
改行を入れてブロックとして使う オンにすると、プレフィックスの後とサフィックスの前に改行を自動で入れ、ブロック記法として挿入します。
使用するモード このツールを表示するモード(テキスト / Markdown / その他)を選びます。
アイコン ツールバーに表示するアイコンを選びます。「文字」を選ぶと、任意の2文字をアイコンにできます。

※テキストを選択した状態で使うと「プレフィックス+選択テキスト+サフィックス」を挿入し、カーソルを選択テキストの直後に置きます。


11.3 文章チェック

エディターの文章チェック(→ 5.4 文章チェックパネル)で検査する項目と、しきい値を設定します。

文の長さと読点

項目 数値範囲 内容
長い一文 地の文: 50〜300字(初期値100)<br/>会話文: 50〜300字(初期値150) 指定した文字数を超える文を指摘します。会話文は句点を打たない慣例があるため、地の文とは別にしきい値を設定できます。
読点が多い一文 3〜10個(初期値5) 一文に含まれる読点(、)が指定した数以上のときに指摘します。

文末の連続

項目 数値範囲 内容
同じ文末の連続 文末表現: 連続文数(初期値3)<br/>語尾: 連続文数(初期値6) 同じ文末表現(「〜ていた」など)や同じ語尾(「〜た」など)が連続すると指摘します。連続とみなす文数は、文末表現と語尾のそれぞれで設定できます。
└ 体言止め・言い切りの連続も数える — 「静寂。闇。」のような体言止めや言い切り(終止形)の連続も、同じ文末の連続として数えます(初期状態はオフ)。

言葉の繰り返し

項目 数値範囲 内容
近くで繰り返す言葉 範囲: 50〜500字(初期値100)<br/>回数: 2〜10回(初期値3) 指定した範囲の中で同じ語が何度も出てくると指摘します。活用する語は基本形にまとめて数えます。

言葉づかい

項目 内容
同じ助詞の連続 「をを」「にに」のように、同じ助詞が続く誤入力を検出します。
ら抜き言葉 / い抜き言葉 「見れる」「してる」のような、口語の言い方や音の抜けた言い方を検出します。
括弧の対応 閉じていない開き括弧と、対応する開き括弧が無い閉じ括弧を検出します。

表記のゆれ

同じファイルの中で、同じ語が異なる表記で書かれている箇所を検出します。

項目 具体例
送り仮名のゆれ 行う / 行なう
カタカナ語のゆれ サーバ / サーバー
異体字のゆれ 﨑 / 崎
全角半角のゆれ ABC / ABC、123 / 123

※解析はファイルごとに行います。章ごとにファイルを分けている場合は、ファイルごとに判定します。

共通

AI

AIによる文章チェックを設定します。

項目 内容
指摘項目の選択 誤字・誤変換 / 脱字・衍字 / 助詞・活用 / 文のねじれ / 固有名詞の不一致 を個別にオン・オフできます。
AIチェックに使うモデル 校正に使うモデルを指定します。空欄のときは、AIアシスタントと同じモデルを使います。
AIチェックの結果を消去 端末内に保存している過去のAIチェックの結果を消去します。次回のチェックでは全文を解析し直します。

ユーザー辞書

作中の固有名詞(登場人物名・地名・呪文や造語など)や頻出語を登録すると、その語は文章チェックの指摘の対象から外れます。


11.4 整形

エディターのメニュー(⋮)の「整形」(→ 整形)と同じ項目が、同じ「字下げと空き」「記号」「文字幅」のグループで並びます。ここで変えたチェックは、次に整形のダイアログを開いたときの初期値になります(ダイアログで整形したときのチェックも、ここに反映されます)。ここでは本文は変わりません。

「一字下げ」の下の「編集」で、一字下げしない行を追加・編集・削除できます(→ 一字下げしない行を追加する)。


11.5 組版設定

組版プレビューとPDF出力で使うレイアウト(版面)、もくじのプリセット、扉ページのプリセット、奥付を管理します。

本扉・もくじ・扉ページ・奥付を付けるかどうかは、組版設定シートの「前付け・後付け」の節で選びます。この節は出力設定のすぐ上にあり、本扉・もくじ・扉ページ・奥付の順(本での順)に並んでいます。印刷する本のようにページ数を4の倍数にそろえるときは、節の最後の「ページ数を4の倍数にする」をオンにします(既定はオフ)。全体のページ数が4の倍数になるように、奥付の手前(奥付を付けていないときは最後)に白紙を入れます。

版面設定(組版プリセット)

見本

もくじ

本の先頭に、収録作品の題名と開始ページ番号を並べた「もくじ」のページを加えます(既定はオフ。単体の原稿でもオンにできます)。組版設定の「前付け・後付け」でオンにしてサムネイルからプリセットを選びます(初回は「縦書き・もくじ」「横書き・下線のもくじ」の2種が入っています)。

扉ページ

原稿の先頭に、題名・副題と飾りを置いたページ(扉・中扉)を1枚加えます(単体組版は既定オフ、シリーズ組版は既定オン)。組版設定の「前付け・後付け」でオンにしてサムネイルからプリセットを選び、「題名」「副題」のチェックで表示する行や副題の文言を編集できます(初回はサンプル4種が入っています)。

奥付

同人誌や書籍の巻末に載せる「奥付」のひな形を作成・管理します。

プリセットの持ち出しと取り込み

11.6 投稿サイト

小説投稿サイトごとの仕様に合わせて、エディターで挿入する記法と投稿先URLを設定します。

設定項目 選択肢
ルビ |親文字《ルビ》(小説家になろう、カクヨム、ハーメルン等)<br/>[[rb:親文字 > ルビ]](pixiv)
傍点 |傍点《・・》(小説家になろう等。ルビ代用記法)<br/>[[emphasismark:傍点 > ・]](pixiv、文庫ページメーカー)<br/>《《傍点》》(カクヨム、ハーメルン、エブリスタ等)
章タイトル # 章タイトル(文庫ページメーカー)<br/>[chapter:章タイトル](pixiv)
改ページ ===(文庫ページメーカー)<br/>[newpage](pixiv)
挿絵 [[image:パス]]、絵に文字を重ねるときは `[[image:パス
改ページの位置指定 [newpage:左右:上下](reylF独自。→ 改ページの後を中央などに寄せる)
行の揃え [[mid:文言]]・[[end:文言]](reylF独自。→ 1行を中央・行末にそろえる)
投稿先URL 原稿メニューから投稿ページをブラウザで開くためのURLを設定します。

傍点を「ルビで代用」するとは

傍点の記法が無い投稿サイト(小説家になろうなど)向けに、傍点を付ける文字の数と同じ数の「・」をルビとして付ける記法(|傍点《・・》)です。投稿先のサイトでも、reylFのプレビューと組版でも、傍点として表示・組版されます。

原稿ごとに投稿先を変える

作品ごとに投稿先が違うときは、エディターのメニュー(⋮)→「投稿サイト」で、その原稿だけの投稿先を選べます。

記法の一括変換

テキストモード(.txt)の原稿で投稿先の設定を変えると、「本文の記法も変換しますか?」という確認ダイアログが表示されます。 「変換する」を選ぶと、本文中のルビ・傍点・章タイトル・改ページ・太字・斜体を、新しい投稿先の記法にまとめて変換します(変換後に Undo で元に戻せます)。


11.7 保存管理

自動保存、端末内データのバックアップと復元、変更履歴を管理します。

設定項目 説明
自動保存 オンにすると、変更を一定の間隔で自動保存します。文字を書き続けている間も保存します。
自動保存の間隔 変更してから自動保存するまでの間隔を 5〜30秒 の範囲で設定します。

ほかのアプリへ切り替えたとき、ホーム画面へ戻ったとき、画面を消したときは、保存間隔を待たずにその場で保存します。一度保存した原稿は、自動保存がオフでもこのときに保存します。まだ一度も保存していない新しい原稿は、自動保存がオフのときは保存しないため、そのままアプリが終了すると失われます。

アプリ内データ

ドキュメントの一括エクスポート、バックアップの作成、変更履歴の容量の確認ができます。バックアップからの復元は、ホーム画面の「インポート」でバックアップの ZIP を選びます。

項目 操作内容
全ドキュメントをエクスポート すべての原稿(テキストファイル)を1つのZIPファイルにまとめ、選んだ保存先に保存します。
タグ付きエクスポート 原稿本文に加えて、タグ・グループ構成・並び順を含む完全なバックアップZIPを作り、選んだ保存先に保存します(画像を含めるかを選べます)。
変更履歴 端末内に保存している過去の履歴データの使用容量を表示します。「履歴を削除」で履歴だけを削除して空き容量を増やせます(原稿本文は残ります)。
タグ付きエクスポートにおける画像の扱い

エクスポートするときに「画像を含める」か「本文だけ」かを選べます。

[!WARNING] 機種変更時のデータ移行に関する重要事項 reylF は執筆データのプライバシーを守るため、原稿データを端末内に保存し、Googleアカウントの自動クラウドバックアップの対象から意図的に外しています。 新しい端末へ機種変更するときは、事前に「タグ付きエクスポート」でZIPを書き出して新しい端末へ移すか、Git同期を設定してください。

端末のバックアップで引き継がれるもの

Googleの端末バックアップやデータ移行機能を使ったときに引き継がれる項目は次のとおりです。

引き継がれる項目 引き継がれない項目(手動移行が必要)
接続リポジトリ設定(URL、ブランチ名、割当グループ) 原稿本文、タグ、グループ階層などの作品データ
アプリ基本設定(文字サイズ、テーマ、記法、組版設定等) GitHubアクセストークン、AIプロバイダのAPIキー
コミット名・メールアドレス(高度な設定)

11.8 Git / GitHub設定

GitHubなどのGitリポジトリと接続して、複数端末での原稿の同期と自動のバージョン管理を設定します。

アカウント連携

次のどちらかの方法でGitHubアカウントを連携します。

Web 版では「GitHubでログイン」は使えず、PAT を貼り付けて連携します(→ 15.4 Git同期)。

※連携を解除するときは「トークンを削除」をタップします。接続中のリポジトリがあるときは、先に接続を削除してください。

同期する接続

同期するリポジトリは「接続」ごとに管理します。

操作ボタン 内容
接続を追加 新しいリポジトリとの同期を設定するウィザードを開きます。
編集 接続の表示名と同期するブランチを変更し、編集権限を設定し直します。
削除 同期の接続を削除します(GitHub上のリポジトリはそのまま残ります)。
フォルダー接続の削除時の注意

グループに割り当てた接続を削除すると、そのリポジトリとの同期を解除し、端末内の該当フォルダーとドキュメントを削除します(リポジトリ側には残ります)。端末内に残したいときは、削除する前に、どの接続にも割り当てていない別のグループへ複製してください。

接続を追加する(4ステップ)

  1. リポジトリの選択: 連携中のGitHubのリポジトリ一覧から選ぶか、その場で新しいプライベートリポジトリを作ります(URLを直接指定することもできます)。
  2. ブランチの選択: 同期するブランチを選びます。既存のブランチを選ぶか、最新の状態から新しいブランチを作って始められます。
  3. 取り込み先の指定: 「新しいグループとして追加」「既存のグループに割り当てる」「ライブラリ全体と同期する」から選びます。
  4. 内容の確認と実行: 取り込むファイル数と最初の編集権限(ロック状態)を確認し、「接続する」をタップします。
「ライブラリ全体と同期」を選ぶときの注意

すでに中身のあるリポジトリとライブラリ全体を同期するときは、この端末に溜めてきた変更履歴を削除してから接続することがあります(確認画面が出ます)。端末内の変更履歴はリポジトリへ引き継がれません。 原稿はこの端末に残り、接続したあとの変更は通常どおりリポジトリへ同期されます。

編集ロック(安全保護)の仕組み

外部ツールなどで管理しているファイルを誤って上書きしたり壊したりしないように、グループ接続で取り込んだファイルは**最初はすべて読み取り専用(ロック状態)**です。編集したいフォルダーは、グループ一覧のメニューから「編集できるようにする」を選んで、フォルダーごとにロックを解除してください。

ロックを再設定する(編集範囲のリセット)

「編集できるようにする」で解除したロックの状態は、リポジトリ内に記録されます。意図しない範囲を編集できるようにしてしまったときは、接続の「編集」画面で**「ロックを再設定する」**を実行すると、すべての項目を最初の読み取り専用の状態に戻せます。

リポジトリの設定(設定の同期)

「ライブラリ全体」と同期しているときは、エディター設定や組版設定などがリポジトリ内に自動で保存されます。保存先は端末ごとに分かれているので、複数の端末で使っていても設定を上書きし合いません。

別の端末で同じリポジトリに接続したときは、「リポジトリの設定」に、ほかの端末が保存した設定が端末名と保存日時つきで並びます。取り込みたい端末を選ぶと、この端末の設定との違い(例: 「文字サイズ: 16 → 18」)が表示されるので、確認して「取り込む」を押してください。自動では取り込みません。以前のバージョンが保存した設定は「以前の形式(端末の区別なし)」として並びます。奥付・扉・もくじのプリセットは置き換えではなく ID で合わせるので、この端末の作品が使っているプリセットは取り込んでも残ります。

同期の動作

設定項目 説明
自動で取り込む オン(既定)のときは、アプリの起動時と前面に戻ったときに、リモートの変更を自動で取り込みます(Pull)。オフのときは、雲ボタンを押したときだけ取り込みます。

高度な設定

設定項目 説明
コミッター名 Gitのコミットログに記録する作成者名です(空欄のときは reylF User)。
コミッターのメールアドレス Gitのコミットログに記録するメールアドレスです(空欄のときは reylf@local)。
コミットメッセージ 同期のときに使うコミットメッセージです(空欄のときは Auto-save from reylF)。
Push時に履歴をまとめる オン(既定): リモートへ送るときに、端末内の細かい保存履歴を1つのコミットにまとめ(Squash)、履歴を簡潔に保ちます。
1日に1回Pushする オフ(既定): オンにすると、その日初めてアプリを開いたときに、まだ送っていない変更を自動でPushします。

同期エラー・不整合の修復

接続カード右端の修復アイコン(絆創膏の形。同期が止まっているときは赤く表示)をタップすると修復ダイアログが開き、次の方法で復旧できます。設定ファイルの競合や取り込みの保留があるとき、または同期エラーが2回続いたときは、通知の「修復する」からも開けます。

※それでも解消しないときは、接続を削除して接続し直すか、設定の「不具合の報告」から診断ログを送ってください。


11.9 AI設定

上から順にプロバイダ → APIキー → モデル → 接続テストを設定します。

項目 説明
プロバイダ 使うAI事業者(Gemini / OpenAI / Anthropic)を選びます。使える事業者は一度に1つです。
APIキー 選んだ事業者のAPIキーを入力して保存します。キーは端末内の安全な領域に暗号化して保存します。クリップボードから貼り付けると、キーの形式から事業者を判別し、プロバイダを自動で切り替えます。
モデル 使うモデルを一覧から選びます。一覧にない最新のモデルは「その他(手入力)」で直接指定できます。
接続テスト 設定した事業者・キー・モデルで実際にAPIと通信し、正常に応答が返るかを確かめます。
カスタム指示 すべてのAIとのやり取りに共通して使うシステムプロンプト(文体・役割・制約など)を設定します。
プリセットプロンプト チャット画面から1タップで呼び出せる定型の指示(校正、続きの執筆など)を追加・編集・削除します。

[!NOTE] APIキーの自己調達について AI機能を使うには、各事業者(Google、OpenAI、Anthropic)の開発者アカウントで発行したAPIキーが必要です。APIの利用にかかる料金と利用枠は、利用者と各事業者との契約によります。 APIキーはセキュリティ保護のため、端末バックアップでは引き継がれません。新しい端末では設定し直してください。


11.10 不具合の報告

アプリの動作がおかしいときやクラッシュしたときに、診断ログを確認してから開発者へ送れます。

項目 説明
ログを開発者へ送る 端末内に記録した動作ログを画面で確認してから、開発者へ送信します。
送信した報告 これまでに送信した報告のIDを一覧で確認・コピーできます。

動作ログの取り扱い

報告IDと削除要請

送信が完了すると、固有の報告ID(例: R-7K2M-9XQ4)が発行され、アプリ内に記録されます。送信したログの削除を希望するときは、プライバシーポリシーに記載の連絡先へ、その報告IDを添えて連絡してください。


11.11 reylFについて

アプリのバージョン、公式の各文書、オープンソースライセンスを確認できます。

項目 説明
バージョン インストールしている reylF のバージョン番号を表示します。
マニュアルを開く このマニュアルをアプリ内のプレビューで開きます。
Webサイト reylF の公式サイトをブラウザで開きます。
プライバシーポリシー 個人情報とデータの取り扱い方針をブラウザで開きます。
利用規約 アプリの利用条件と免責事項をブラウザで開きます。
フォントのライセンス 画面表示と組版出力のために同梱している書体のライセンス全文を表示します。
オープンソースライセンス このアプリが使っているオープンソースソフトウェアの著作権表示とライセンス全文を表示します。

11.12 開発を支援

reylF の基本機能はすべて無料で使えます。アプリの開発・維持を応援したい方のために、任意のアプリ内課金(サポーター購入)を用意しています。


11.13 ゲーミング

アプリの画面要素や本文の装飾を、流れる虹色のアニメーションにできるおまけ機能です。「開発を支援」で購入すると設定できるようになります。

設定項目 説明
ヘッダ背景をゲーミングにする 各画面の上部バーの背景を、ゆっくり流れる虹色のグラデーションにします。
アプリ背景をゲーミングにする アプリ全体の背景を、淡い虹色のアニメーションにします。
アプリの文字色をゲーミングにする アプリ内の文字とアイコンを、流れる虹色で表示します。
エディター内もゲーミングにする 虹色の装飾をエディターの本文領域にも適用します(常に再描画するため、電池の使用量が増えます)。
ツールバーに「虹」を追加する 本文の一部だけをゲーミングにする記法 [[gaming:…]] を挿入するボタン「虹」を、エディターのツールバーに表示します(→ 5.1 ツールバー(テキストモード))。ツールバー設定の表示・非表示と同じ設定です。
流れる速さ 虹が流れる速さの倍率です。1.0(標準)から 10.0 まで 0.1 刻みで選べ、文字・背景・本文・プレビューのすべての虹に反映されます。スライダーを動かしている間も、画面全体の虹の速さがその場で変わります。値の両脇の矢印で 0.1 ずつ調整することもできます。

文字の虹と背景の虹は斜めの向きが交差し、互いに反対の方向へ流れます(同じ方向に流れて見づらくなるのを防ぐためです)。虹は画面全体でひとつながりで、スクロールしても背景の座標に固定されたままです。

初期状態ではすべてオフです。組版出力(PDF・画像)で虹色のグラデーションになるのは、本文を [[gaming:…]] で囲んだ範囲だけです(→ 7. テキストプレビュー)。ここで設定するアプリの装飾(流れる虹)は、組版出力には適用されません。払い戻しなどで購入が失効すると、装飾は自動で元に戻ります。設定値は残るため、再購入するとすぐに同じ装飾を使えます。


11.14 使い方ガイド

複雑な操作手順を、実際の画面上に表示される吹き出しで1段階ずつ分かりやすく案内します。吹き出しが操作対象のボタンや設定項目を枠で囲んで指し示し、実際に画面を操作することで次の段階へ進みます。概要説明などの段階は吹き出し内の「次へ」で進めます。

ガイド 案内する範囲
Git 同期 GitHub へのログインから、リポジトリとの接続完了まで(→ 11.8 Git / GitHub設定)
シリーズ組版 グループの選択から、1冊の本としての組版や「前付け・後付け」の設定まで(→ シリーズ組版)
タグ 原稿の行へのタグ付けから、タグドロワーで探してその行へ移動するまで(→ 8. タグ機能)
ツールバー エディターのツールバーとメニュー(⋮)の使い分けから、ツールバーの並び順や配置を変えるまで(→ ツールバー)

12. キーボードショートカット

外付けキーボードをつないでいるときに使えるショートカットキーです。下の表は初期設定のキーです。キーは「設定 › 一般 › キーボードショートカット」で変更できます(→ キーの割り当てを変える)。

キー操作 動作内容
Ctrl + N 新規ドキュメントを作成します。
Ctrl + O ドキュメント一覧画面を開きます。
Ctrl + S 編集中のドキュメントを手動で保存します。
Ctrl + F 検索パネルを開きます。
Ctrl + H 置換パネルを開きます。
Ctrl + Z 直前の操作を元に戻します(Undo)。
Ctrl + Y 元に戻した操作をやり直します(Redo)。Ctrl + Shift + Z でもやり直せます。
Ctrl + T カーソルのある行にしおり(タグ)を付けます。
Ctrl + R ルビ挿入ダイアログを開きます。
Ctrl + D 1画面表示と2画面表示(デュアルペイン)を切り替えます。
Ctrl + Shift + P 編集中の原稿を保存して、テキストプレビューを開きます。

ツールバーと「⋮」のメニューには、各操作に割り当てたキーが表示されます。キーの割り当てを変えると、表示も変えたキーになります。

検索・置換パネルの入力欄では、次のキーが使えます。

キーの割り当てを変える

「設定 › 一般 › キーボードショートカット」に、操作ごとのキーが並んでいます。カスタム挿入ツールにもキーを割り当てられます。

  1. 変えたい操作の行を押します。
  2. 割り当てたいキーを押します(例: Ctrl + Shift + B、F5)。この画面ではショートカットは実行されず、押したキーが読み取られます。
  3. 「割り当て」を押します。

割り当てられるキーは次のとおりです。

ただし、次の組み合わせは除きます。

このほかのキー(Ctrl を押さない英字・数字や記号などの文字を打つキー、Ctrl + Alt + 英字・数字、Enter・Tab・Esc・矢印などの移動のキー)は割り当てられません。


13. Markdown記法リファレンス

Markdownモード(.md)で使える主な記法です。ツールバーのボタンで挿入できる記法と、手入力で書く拡張記法があります。

記法 記述例 説明
見出し # 見出し ボタンを続けてタップすると、## → ### と見出しのレベルが深くなります。
太字 / 斜体 / 取り消し線 **太字** / *斜体* / ~~取り消し~~ 文字を装飾します。
ルビ {親文字|るび} 親文字にふりがな(ルビ)を振ります。
インラインコード / コードブロック `code` / ``` 囲み プログラムのコードや等幅のテキストを整えて表示します。
リンク [表示テキスト](URL) 外部のWebページへのリンクを作ります。
画像 ![代替テキスト](相対パス) 画像を挿入します。パスに空白や括弧が含まれるときは、自動で ![](<パス>) の形に整えます。
リスト / 番号付き / チェックリスト - 項目 / 1. 項目 / - [ ] 項目 箇条書きやToDoリストを作ります。
引用 > 引用文 引用した文章をブロックで表示します。
水平線 --- セクションを区切る横罫線を挿入します。
テーブル 表記法ダイアログ 行数・列数を指定して表を作ります。
脚注 [^注釈名] 本文に注釈番号を付け、注記を末尾にまとめて表示します(手入力)。
数式(KaTeX) $x^2$ / $$ ... $$ インライン数式とブロック数式を表示します(手入力)。
ダイアグラム(Mermaid) ```mermaid ブロック フローチャートやシーケンス図を描きます(手入力)。
コラム / 吹き出し / ノート :::column[タイトル] 〜 ::: 囲み記事(column)、吹き出し(balloon)、ノート(note)を作ります(手入力)。

14. Windows 版

この章では、reylF の Windows 版で Android 版と異なる点を説明します。基本の操作は1〜13 章をご覧ください(「タップ」はクリック、「端末」は PC と読み替えてください)。

14.1 入手と動作環境

14.2 保存場所

保存するもの 既定の場所 変更
原稿(本文と画像) 「ドキュメント」フォルダーの中の Reylf(OneDrive のフォルダーバックアップが有効な PC では、OneDrive 側の「ドキュメント」) できます
Git の作業ツリー(Git同期のためのリポジトリのコピー) アプリのデータ領域の中の ReylfRepo できます
題名・グループ・タグ・変更履歴などのデータベース、設定、APIキーとトークン、動作ログ アプリのデータ領域(Windows がアプリごとに用意するフォルダー。通常は %LOCALAPPDATA%\Packages\ の中。reylF を別のドライブにインストールしたときは、そのドライブの WpSystem の中になることがあります) できません

前の PC からデータを引き継ぐとき

  1. 新しい PC で reylF を起動します(「原稿のフォルダーにすでにファイルがあります」が表示されたら、「この PC 用に新しいフォルダーを使う」を選びます)。
  2. 移行元の PC で「設定 › 保存管理 › アプリ内データ」の「タグ付きエクスポート」を開き、画像を含めたバックアップを作成します。
  3. 新しい PC のホーム画面で「インポート」を開き、そのバックアップを選んで取り込みます。
  4. GitHub で同期していた場合は、新しい PC の「Git / GitHub設定」で同じリポジトリに再接続します。APIキーも再設定してください。

アンインストールで消えるもの・残るもの

Windows の「設定 › アプリ › インストールされているアプリ」で reylF をアンインストールすると、次の表のようになります。reylF の「詳細オプション」の「リセット」でも、同じものが消えます。

消えるもの 残るもの
題名・グループ・タグ・変更履歴などのデータベース、設定、APIキーとトークン、動作ログ、プレビューのキャッシュ 原稿のフォルダー(既定は「ドキュメント」の中の Reylf)
既定の場所にある Git の作業ツリー(ローカル接続の履歴と、GitHub へ未送信のコミット) 別の場所へ移した Git の作業ツリー
「1枚ずつ保存」した画像、エクスポートしたファイル

14.3 キー操作

キー 動作
Home / End 表示している行の先頭/末尾へ
Ctrl + Home / Ctrl + End 原稿の先頭/末尾へ
Ctrl + ← / Ctrl + → 前の単語の先頭/次の単語の先頭へ
Ctrl + Backspace / Ctrl + Delete 前の単語の先頭まで/次の単語の先頭まで削除
PageUp / PageDown 1画面分スクロール
Shift + 移動キー 選択範囲を広げる
Ctrl + A / C / X / V すべて選択/コピー/切り取り/貼り付け(Ctrl + Insert・Shift + Delete・Shift + Insert も使用可)
右クリック・アプリケーションキー・Shift + F10 操作メニュー(切り取り・コピー・貼り付け・すべて選択・行のタグ操作。テキスト選択時は「ルビ」「章タイトル」の挿入も可能)
Tab / Shift + Tab 次/前のコントロールへフォーカス移動(本文にタブ文字は入力されません)

14.4 日本語入力

14.5 テキストプレビューとAIチャット

14.6 組版・PDF・画像

14.7 Git同期

10. Git同期と競合解決(マージ) の「同期のタイミングと動作」は、Windows 版では次のようになります。

タイミング 動作内容
起動時・他のウィンドウから復帰したとき リモートの変更を自動で取り込みます(Pull)。前回の自動取り込みから5分以上経過している場合に実行されます。
他のウィンドウへ切り替えたとき 未保存の本文を自動保存し、コミットを予約します。コミット処理は前回のコミットから5分経過後に行われます(リモートへの送信は行いません)。
最小化したとき 本文を保存し、5分の待機時間を挟まずに即座にコミットします。
ウィンドウを閉じるとき 本文を保存してコミットを完了した後に終了します。
サインアウト・シャットダウン・再起動(Windows Update を含む) 本文を保存してコミットを完了した後に終了します。制限時間内に完了しなかったコミットは、次回の起動時に引き継がれます。

14.8 開発を支援(購入)

Windows 版には「開発を支援」(サポーター購入)機能はありません。購入画面およびサポーター特典の「ゲーミング」設定は表示されません。Android 版で購入された特典も Windows 版には引き継がれません。執筆・組版・出力・Git同期などの全機能は、Windows 版でもすべて無料で利用できます。

14.9 右クリックとキーボードでの操作

Android 版で長押しに割り当てられている操作は、Windows 版ではマウスの右クリックでも実行できます。

場所 右クリック キーボード(Shift + F10 / アプリケーションキー)
行番号(ガター) 設定「長押し・右クリック」に割り当てた操作 本文の操作メニュー「行のタグ操作」から、カーソル行に対して同じ操作を実行
タグドロワー / タグ一覧の見出し タグの編集 Tab キーで見出しにフォーカスを合わせて実行すると、タグ編集ダイアログを表示
保存状態インジケーター(● 未保存 / ✓ 保存済み) 所属グループの変更 Tab キーで保存状態にフォーカスを合わせて実行すると、グループ変更ダイアログを表示

右クリックや長押しで開いたダイアログは、マウスボタンを離した後も表示が維持されます。ダイアログを閉じるには、外側の領域をクリックするか、Esc キーまたは「キャンセル」ボタンを押してください。

15. Web 版

この章では、ブラウザで動く reylF の Web 版で Android 版と異なる点を説明します。基本の操作は 1〜13 章をご覧ください(「タップ」はクリック、「端末」はブラウザと読み替えてください)。キーボードショートカット、日本語入力、右クリック操作などは、Windows 版(14.3 キー操作、14.4 日本語入力、14.9 右クリックとキーボードでの操作)とおおむね共通です。

15.1 利用方法と動作環境

15.2 データの保存場所と永続化

原稿、データベース、設定、APIキー、アクセストークン、動作ログは、外部のサーバーではなく**お使いのブラウザ内(syu.run のストレージ / IndexedDB)**に保存されます。

Android 版・Windows 版から引き継ぐとき

  1. 元の端末で「設定 › 保存管理 › アプリ内データ」の「タグ付きエクスポート」を開き、画像を含めたバックアップを作ります。
  2. Web 版のホーム画面で「インポート」を開き、そのバックアップを選んで取り込みます。
  3. GitHub で同期していた場合は、Web 版の「Git / GitHub設定」で個人用アクセストークン(PAT)を入力し、同じリポジトリに再接続します。AIのAPIキーも再設定してください。

15.3 ファイルの取り込みと書き出し

15.4 Git同期

15.5 AIアシストと外部通信

15.6 キーボード操作

15.7 不具合の報告と動作ログ


reylF(チラシの裏に10万字書きたい人向けテキストエディター)